ただいま基本を復習中

今、復習を兼ねて“チマチマ”と本を読み直したりしています。

 

トート・タロットがカードのデッキとして、この世に初めて出たのは1969年。世間に思われている印象よりも、実はずっと新しいのです。

 

大きな理由の一つとして、一枚一枚の絵が細かい上に全てフルカラーなので、それを再現するような印刷技術がカードに追いつく必要があったと言われています。実際、一番最初に出されたデッキは、かなり印刷も紙質も悪かったらしい。

 

だって、コレ78枚全部を刷ることを考えたら、今でもかなり面倒なシロモノですよ。印刷所、嫌がると思う(笑)

 

そして本当の意味で、ちゃんと使えるデッキが発売されたのは、1970年代の後半というから、まだ半世紀も経っていないのです。

 

やたら古くて、そして占いで、オカルトの“ドロドロ”したイメージが強いのは、アレイスター・クロウリーのキャラクターが濃いのが一番の理由だと思うのですが、周囲が勝手に作り上げたイメージも大きい気がするんですよね。

 

絵を描いたフリーダ・ハリスの方が、実は影響が強かったと思われるのですが、どちらにせよ晩年に出会った二人の共同作業だった事は確かです。

 

それにしても、クロウリーの監修で何枚も絵を描かねばならないなんて…もう想像するだけでも、恐ろしく大変そう(笑)

 


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